ここ数日、深夜~朝まで晴れのパターンが安定していたのでベランダで撮影してみました。
風が強めだったので、久しぶりに 7cmF6屈折望遠鏡を使いました
白鳥は頭隠してシッポ隠さず状態。
フィルターはQBPFを使いましたが
初期型の赤外線ダダモレなやつなので、T2-1.25インチアダプタを仕込んで、そこにUV/IRフィルターを付ける事にしました。
M31, 2024/09/11, 163x60s, 70mm F6 refractor, ASI294MCP(Bin=1, Gain=390, Temp=0), No Crop
3等星がなんとか見えるくらいの場所ですが、163分も露出すると暗い場所で撮ってきたような雰囲気になりました。
翌日も同じように撮影しましたが、フィルターを変えてみました。QBPFは天の川銀河内の赤い星雲は良く出るけど、よその銀河はLPS-V4に劣る気がしていたのですが、見比べると大差ない感じ。でもLPS-V4は周辺の赤が抑えられているので目立つのかも知れません。
2夜のデータを加算しましたが、最初の夜は東西方向を気にせず撮っていたので数度のズレが生じました。このパンの耳みたいな部分をカットすると一回り小さくなっちゃうんですよね~
両者を加算合成すると、明らかに赤い星雲が良く出てきました。なので3夜目は、Hαフィルターを使ってドーピングしてみました。
こんな場所で撮影しているのですが、こうなりました。
M31, 2024/09/11-13, (163+161+178)x60s, 70mm F6 refractor, ASI294MCP(Bin=1, Gain=390, Temp=0), Shift Crop, Filter(163=QBPF, 161=LPS-V4, 187=Ha 7nm)
露出時間による赤ポチの変化。出にくいM31でも結構出てきますね。出やすいM33でも比較してみたいですが、これやると寝不足になっちゃいます。